コラム

世界遺産の登録はすばらしい、でも問題もある?

2015/08/06

毎年7月になると、世界遺産の登録の話題がのぼります。

もちろん、日本から申請されているものが登録されるとめでたいと思います。

歴史的に貴重なものや、重要なものが世界的に認められたと考えると、非常に嬉しいものです。

しかしその一方で、今まで注目されていなかったからこそ、上手く保存できていたという一面も持っています。

白川郷などは、その例ではないかと思います。

今までよりも注目され観光客が増えると、それまでは起こらなかったことが起きるようになります。

観光用の許可されていない家に勝手に入り込む人や、マナーの悪い観光客がたばこのポイ捨ての心配をしたり、車での来客が増えたため、乗り入れの規制を行ったりしています。

このようなところはバランスを取ることが必要です。

観光客はいなければ困る。

しかし、多すぎると維持・管理を行うのが非常に難しくなってきます。

2015年に、世界遺産への推薦が決まった宗像・沖ノ島と関連遺産群。

神宿る島として、今現在も女人禁制の島であり、男性でも島に入る人数や時期が制限されています。

このような決まり事が長きに渡り守られているのも、注目されることがなかったことが一つの要因であるとされています。

すでに世界遺産に認定されている宮島の厳島神社。

こちらもその昔は人が入れない島でしたが、人が出入りするようになったのは、本土から近くわかりやすいため、禁が破られた理由の一因として考えられています。

観光として考えるなら注目されることは非常に大事です。

ですが、注目されないことが今につづく貴重な歴史の継続であったことを考えると、やはり世界遺産の登録は慎重に考えるべきことのように思えます。

歴史的価値を損なわないように、切に願いたいところです。

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