七夕

世界の七夕伝説 ~ギリシャ編 その2~

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七夕のお話し ~ギリシャの伝説~

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その1はこちら

オルフェウスは、たて琴を一所懸命に奏でながら、必死の思いでお願いをしたそうじゃ。

「どうか、どうか、私の妻を生き返らせてやってください」

冥王プルトーンは、ガンとして、首を立てに振ることはなかったそうじゃ。しかし、その様子を冥王の隣で見ていた后が、あまりにも悲しいたて琴の音色に心を揺さぶられたようじゃった。

「冥王よ、どうか一度だけオルフェウスの願いを聞き届けてやってくださいませ・・・」

とうとう、后の口添えに根負けした冥王。オルフェウスがエウリディケをつれて帰ることを、許したそうじゃ。
しかし、と言葉を続ける冥王プルトーン。

地上に出るまで、後ろをついてくる妻を振り返ってはならぬ。決して、決して。わしと堅く約束をするのだ

約束いたします、と答えたオルフェウス。

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「このご恩は一生忘れませぬ。約束も決して破りませぬ。」

ようやく、地上への帰路につくことに成功したオルフェウス・エウリディケ夫婦。ああ、やっとまた二人で暮らすことができる。

そして、あと少しで地上へたどり着こうとしたその刹那。差し込んだ光に歓喜したオルフェウスは、思わず妻のほうを振り返る。

ハッ!!!

オルフェウスが気づいたときは後の祭り。瞬く間にエウリディケは冥界へ吸い込まれるように引き戻されてしまったそうじゃ。

あわてて後を追ったものの、今度ばかりは途中の門番も通してはくれぬ。

地上に戻り悲しみにくれているオルフェウス。そんなオルフェウスは、近くに住んでいる遊女たちに遭遇する。

「オルフェウスだ!一曲なにか弾いておくれよ!」

それどころではない、そんな気分ではない、と断ってしまったオルフェウス。怒り狂った遊女たちは、なんとオルフェウスを八つ裂きにしてしまったそうじゃ。

それでもなお、オルフェウスの悲しみは消えることなく、悲しい音色を奏でながら琴とオルフェウスのなきがらは、川下へゆっくりと下っていく。

なきがらは音楽の女神ムサイに拾い上げられ近くの森にまつられ、琴は大神ゼウスによって拾われ天高く収められ、琴座へと姿をかえることとなったそうじゃ。

よーく耳を澄ませるみるのじゃ。今でも、ほら、悲しげな音色が聞こえやせんかね?

おしまい。

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