うるう年というものがあります。これは、地球の回転スピードとわれわれが使っているカレンダーにおきているずれを調整するためのものです。
うるう年は、4年に一度あります。2月を29日にすることで調整しています。
これは日にちが1日増えるのではっきりしていて割とわかりやすいです。
ですが、うるう秒は意外と知られていません。
これもまた、地球の回転スピードとわれわれの時計にずれが生じるため、そのずれを調整するために行われます。
そして、意外と地味に、影響が大きかったりします。
実は今年2015年は7月1日に実施されます。
その時にうるう秒が起こす影響について触れてみたいと思います。
うるう秒でシステムに影響はでる?
普段の生活で問題になることはほとんどありません。
大変なのは、時間通りに動いているシステムの場合です。
例えば、有名なのは証券取引所などです。
日本の証券所は9時から始まります。
そして、タイミングが悪いことに今回のうるう秒は8時59分に行われます。
慎重に対応しなければ、トラブルが起きる可能性があります。
対応は、約2時間かけて調整すると発表されています。
以前、うるう秒が原因でシステムに影響がでたため、トラブルになったケースがあります。
例えば、前回うるう秒が実施された2012年などは、オーストラリアのカンタス航空で国内発着便が2時間ほど乱れるという事態が発生していました。
これは、最近のコンピューター化がすすんだことにより、思わぬところでトラブルが起こりうるということをさしています。
うるう秒はシステムに影響を及ぼすことが大いにあるのです。
うるう秒の影響はwindowsでおきる?
通常、機械ではどのような対応が取られているのでしょうか?
大まかに分けると、2つのやり方があります。
一つは59秒のあとに60秒をはさんで調整するやり方。
もう一つは、何もしない。
これは、普通にしていても時計には誤差(ずれ)が起こるのが普通なので、うるう秒とは関係なく誤差を調整する機能が備わっている場合があります。
その機能に任せてしまうということです。
確かに、1秒くらいならなんの問題もなさそうです。
そして、もう一つは、1秒くらいずれても特に何も実生活に影響を及ぼすことがないのでほっておくという対応も行われているようです。
一般の人たちにとって関係ありそうなシステムといえば、パソコンを動かしているWindowsではないでしょうか?
1秒くらいなら誤差の範囲ということで、うるう秒に関しては特別に影響はないという判断がなされています。
事実、前回の2012年の時にはwindowsで特別な対応はされていませんでした。
どうやら、うるう秒が影響を起こすものとしてはwindowsは影響はないようです。
うるう秒の対策はwindowsに必要ない?
上記の理由により、特別な対策は必要ないというのがここでの結論です。
ただし、このブログを運営しているサーバーなどには負荷がかかるので、サーバーによっては何らかの影響が考えられるので最低限の対応は必要です。
私も、直前にはバックアップを取っておくようにするつもりです。
windowsには関係なくても、サーバーを利用している場合は注意が必要、という結論ですね。
まとめ
ちなみに、電波時計では調整が必要なものと、そうでないものとがあるようです。
でも、1秒くらいはまあ、普段の生活ではまず関係ないといえます。
ただし、最近のコンピューターはどんどん精密になってきており、この1秒がもつ意味が今後ますます大きくなってくることが予想されます。
たかがうるう秒と思わずに、それなりの意識を持つことがこれからは大切なことであると考えられます。
今年の7月1日の様子は、よく観察しておきましょう。
最後までお読みいただきまして有難うございました。