厄年と重なってしまった出産。
女性ならではの困りごとではないでしょうか?
厄年の出産は避けたほうが良い?
それとも、縁起がよく出産そのものが厄払いになるから問題ないって本当?
男の子でも女の子でもどちらが生まれてきても同じだと思っていいの?
夫の母方がずいぶんうるさいけど、どうしたらいいの?
一度気になりだしたら、とまらなくなってしまいそうです。
ここでは、出産と厄年についてお伝えしていきます。
厄年の出産は厄落としになるから厄払いは必要ない?
そもそも、厄年ってなんでしょうか?
一般的にはよくないことが起こる年だといわれています。
なぜそうなのかは、あまり定かではありません。
どうやら、日本古来の神道や仏教などに、陰陽道の影響を受けた風習のように思われます。
なので、基本的には昔からある風習の一つであり、特別に怖がったりする必要はありません。
願掛けや縁起かつぎの一つぐらいに考えておくと、神経質にならなくてもすみます。
どうしても気になる場合に、お払いを受けておくぐらいで丁度良いのです。
さて、問題は女性特有の出産の時の対応です。
厄年には避けるべきという言い伝えがあります。
また一方では、出産そのものが厄払いになるので、厄年でも気にする必要はない、とも言います。
結論から言うと、気にしなくても良いです。
どちらも風習の一つなので、こだわる必要はありません。
というより、そもそも子供は本来神様からの(仏教なら仏様からの)授かりものです。
産める時、産みたい時に産んでおくべきでしょう。
子供は天からの授かりもの。厄年は気にせず出産しましょう。
厄年の出産は前厄や後厄は気にしなくてもいい?
さて、どうしても厄年が気になる場合です。
お払いは、いつ受ければいいのでしょうか?
前厄・本厄・後厄のどれかだけでよいのでしょうか?
それとも、三年間続けていくべきなのでしょうか?
答えは、自分がお払いを受けようと思っている神社やお寺に聞いてみることです。
実は、それぞれのお寺や神社でお払いの仕方が違っているのです。
なので、どこでお払いを受けるかをまず決めて、それからそこに確認を取るようにしてください。
出産の準備の一つとして、確認を前もって行っておくと良いでしょう。
厄年にする出産は女の子なら捨てるべきって本当?
厄落としになるのは男の子を出産するときで女の子は違います、という地方があります。
そういったところでは、一旦捨てて(家の前などにおいて)誰かに拾ってきてもらうという風習のようです。
もちろん、今時はこんなことは特別気にする必要がありません。
昔と今では環境が違うので、むしろ危ないので絶対におすすめできません。
他には魔よけとして、枕元にはさみなどの刃物を置いておくという地域もあります。
これらはすべて昔の風習で、今は今にあわせたやり方を行ってください。
すべては、できる範囲で行うべきです。
まとめ
日本の神社を管理してまとめている団体に、神社本庁というところがあります。
そこでは、厄年とは本来は還暦や喜寿・米寿などと同じようにお祝いをする風習であり、いつのまにか悪い部分だけが強調されるようになった、と教えています。
厄年の本来の意味は悪いことだけが起こる年ではなかったのです。
そうしてみれば、風習とは時代によって意味が変わるものなので、現代の厄年はあまり大げさに騒ぐべきものでないことがわかります。
一番大切なことは、母子ともに元気な状態で退院することです。
心配であればお払いを受ければよいし、気にならなければ何もしなくても良いです。
気持ちが穏やかでいられるほうを選択するようにしてくださいネ。
最後までお読みいただきまして、有難うございました。