昔からある厄年の風習には、地域によっていろいろなものがあります。
厄払いや厄除けと同じように、実は厄除けの贈り物をプレゼントするという風習も良く聞きます。
それはどんな風習なのでしょうか?
いつ準備すればいい?
財布を送るって聞くけど本当?
じゃあ、お返しはどうしたらいい?
そんな疑問にお答えしたいと思います。
厄年の贈り物はいつ準備する?
厄年の贈り物は、厄払いの意味がありますので、厄払いを行うとされている日に間に合わせるようにすべきです。
一般的には節分の日までといわれています。
厄年は新年が明けてから始まっているわけです。
なので、早ければそれにこしたことはありませんが、遅くとも節分までと心得ておいてください。
もちろん、地方によって風習が違いますので、その地域でのやり方がわかるのであればそれに従ってください。
では、それ以外はいけないのか??
そんなことはありません。
その他の候補を挙げておきます。
・大安日
これらも良いとされている時期です。
厄除けをする神社やお寺の時期にもよりますので、その時期に間に合うように、でもかまいません。
厄年自体が風習の一つなので、絶対にこの日でなければいけないという時期はないと考えてください。
厄年の贈り物が財布の理由とは?
何を贈れば良いのか迷ったときの参考にしてください。
古来より、厄年の厄払いには長いものが良いとされています。
理由は、蛇にあります。
昔より、蛇は再生・邪気払い・魔よけに通じる神聖な生き物として扱われてきました。
その証拠に大黒さまや弁財天さま(弁天さま)が蛇を身にまとっている像や掛け軸などがよく目にすることができます。
そこから、厄年の贈り物に蛇を連想させる長いものやうろこのデザインのものが送られるようになりました。
さらに、厄除けなので肌身離さず持てるものが良いということから、財布やベルト、ネクタイや数珠、首飾りなどが送られるようになったということです。
他には、厄除けなので、8(や) 9(く) の前になる 7 がつくものが良いとされ、7色のものも同じように厄払いの贈り物としてプレゼントされるようになりました。
男性ならネクタイ・ベルト・財布。
女性なら、真珠のネックレス・ブレスレット・財布などが一般的です。
欲張って(笑)風水的な考えまで持ち込むと、黄色い財布を送る人もいます。
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ちなみに袋にいれてのしをつける場合は、どうすればよいかわかりますか?
のしは紅白蝶結びの水引が一般的です。
表書きは「御祝」と書きます。
ここはあまり難しく考える必要はありませんね!!
厄年の贈り物にはどんなお返しをすればいい?
逆に、貰った場合はどんなお返しをすればよいのでしょうか?
これも正直、地域によっていろいろなので難しいところです。
目安を書いておくと、半返しになります。
ただし、貰った相手がご両親などであれば必要ないこともあります。
普通にお礼状や、お中元・お歳暮を贈る際に一筆そえても良いでしょう。
また、誕生日などにお礼を兼ねて一緒に食事に行くのも良いです。
まとめ
厄年は昔から伝わる風習の一つです。
地域によって大きく違いますし、近年ではまったく気にしない人もずいぶん増えてきています。
縁起かつぎのつもりで取り組むと良いでしょう。
贈った相手の方が無事に厄年を過ごされますように!!
最後までお読みいただきまして有難うございました。
他にも厄年の記事あります。良ければドウゾ。
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