ゴキブリの対策として、薬を使わないものにアロマなどのハーブをつかった香り対策があります。
柑橘系がいい、いやスペアミントのほうが効果がある、などなどアロマの使い方まで紹介されているものを見ます。
本当に効果はあるのでしょうか?
ここでご紹介していきます。
ゴキブリの対策にアロマは効果ない?
結論から書きます。
かなり怪しいです。
全く効かないということではありません。
まずアロマオイル。
これらはある程度は効き目があります。
ただし、長い時間効果があるかというとかなり疑問です。
ニオイとは、オイルが揮発(きはつ・温度で液体が蒸発して空気中に広がること)することで臭うようになります。
そして実は、ニオイとはある程度たつと慣れが生じます。
この慣れはゴキブリでも同じです。一定の時間がたつと効き目が薄まってくるという研究結果があります。
また、ハープの種類によっては逆にゴキブリを引き寄せるものもあるようです。
そのためには正しい知識と正しい使い方を理解しなければなりません。
これらをしっかり勉強しても、効き目は長続きしないのです。
他には100円ショップ。
ここのアロマは完全に使えません。
残念ながら、これらは合成のニオイが使われているので、重要なゴキブリが逃げる大事な成分が含まれていません。
100円ショップのアロマに関しては、完全にアウトです。まったく意味がないと覚えておいてください。
他には、トイレの芳香剤なども合成のニオイ成分しか入っていません。
期待しないほうが良さそうです。
ゴキブリの対策でおすすめはスプレー
スプレーと言っても何でも良いわけではありません。
アルコールの消毒スプレーです。
アルコールがきく理由は、
・ゴキブリの表面の油を分解してしまう。
・ゴキブリの体を一気に冷やしてしまう。
上記の2点が主な理由です。
ゴキブリには鼻はなく、体に呼吸をしている穴が開いています。
この穴はいつもは体の油がガードしていて、水分やほこりが入らないようになっています。
アルコールは油を溶かす働きがあるので、消毒スプレーがゴキブリの体にかかると、その穴から水分を吸い込みやすくなり、ダメージを与えるようになります。
また、その穴からアルコールも一緒に吸い込んでしまい、同じようにダメージを与えてしまいます。
2つ目の体を冷やすことについては、
注射のときにアルコールガーゼで消毒をすると思います。
その時にヒンヤリしますよね?
あれと同じです。
ゴキブリはアルコールを体中にあびるわけです。
当然、体温はさがります。(それも体中の)
しかし、人間なら体温が下がっても、体温調節機能がはたらくので問題無いですが、ゴキブリは自分の力で体温をあげることはできません。
やがて、動きがとまる、というわけです。
またアルコール消毒スプレーのメリットとして、ゴキブリの周りにかかっても特別に問題がないということがあります。
むしろ消毒なので綺麗になります(笑
殺虫剤は薬品なので、使ったあとは基本的には拭き取る作業が必要となってきます。
アルコールスプレーなら、何もしなくてもすぐに乾いてくれますし、汚れることもありません。
以上が、アルコールスプレーをおすすめする理由です。
*ファブリーズはアルコールと、Gの体の油を溶かす成分が入っています。ファブリーズは効き目があると考えられます。
ゴキブリの対策は家具のスキマにあり!!
他のおすすめとしては、家具の置き方です。
ゴキブリは狭い隙間に隠れる習性があります。
なので、あえて家具と家具、または家具と壁の隙間を5センチ開けるとゴキブリが隠れにくくなります。
これは結構効果的です。
すでに設置してあるのを動かすのは大変ですが、これから引っ越しをしたり、もし動かすのが可能であれば、是非おすすめいたします。
効果抜群です。
*壁にぴったりくっつけるのは効果的ですが、本当にぴったりくっつけるのは難しいです。
どうやっても小さなスキマが開いてしまいます。
まとめ
ゴキブリは本当に生命力が強く、なんでも食べてしまうしぶとい虫です。
正直な話、すべてなくしてしまうのはかなり難しいものです。
なので、対策としては、できるだけ寄せ付けない、見つけたら素早く処理する。
これが大切になってきます。
正しく対策をとれば、年に数回見るか見ないかぐらいにはできます。
根気よく頑張って対策をとってみてください。
最後までお読みいただきまして、有難うございました。
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