コラム

「ロボットは東大に入れるか」を読書中。

更新日:

今読みかけの本。

「ロボットは東大に入れるか」 新井紀子 イーストプレス社 1400円

ただいま、読書中。

一応斜め読みは完了したので、感想を。

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この本の概要。

人工知能の研究の一環で、ロボットに東大模試を受けさせて合格ラインを目指すというプロジェクト。

このプロジェクトの目的は、人工知能には何ができて何ができないかを探るというのが、大きなテーマである。

今のところは、偏差値で50未満の数字なので、東大は合格が難しそうな状況である。

ただし、私立大学なら、この偏差値であれば十分合格するところがアリそうです、という結果が出ています。

グーグルのアルゴリズム

さて、自分が面白いと感じたところを一つご紹介。

この中でグーグル翻訳のお話が出てきます。

「図書館の前で待ち合わせしませんか」

これをグーグル翻訳とヤフー翻訳で翻訳をしてみます。

グーグル翻訳
Do not waiting in front of the library

ヤフー翻訳
Shall we meet in front of a library?
(ともに2015年7月27日時点の結果)

グーグルは「待ち合わせしませんか」と「待ち合わせしません」の日本語を区別できていません。

一方、ヤフーの方は、しっかりと翻訳できているようです。

さて、別の例題です。

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「このカエルは悪い魔法使いによってカエルに変えられた王子様だったのです。」

グーグル翻訳
This frog is was a prince that was converted into a frog by a bad witch.

ヤフー翻訳
This frog was a prince changed to the frog by a bad magician.
(ともに2015年7月27日時点の結果)

ちなみに、本に載っている2013年8月時点でのグーグル翻訳も載せておきます。
this frog is was the prince you've been turned into a frog by a bad witch.

カエルという単語の意味を正しく理解するのは非常に難しいようです。
ここでも、グーグル翻訳よりヤフー翻訳のほうが正確さでは一枚上です。

最後にもう一つ。

「ハンカチは持ってきましたか?」

グーグル翻訳
Do handkerchief was brought

ヤフー翻訳
Did the handkerchief last?
(ともに2015年7月27日時点の結果)

ここでのポイントは、主語をどのように判断しているか、になります。

グーグルはあなたを主語と判断しています。

一方、ヤフーは主語をハンカチと判断しています。

翻訳としての歴史は、ヤフーのほうがグーグルより先にスタートしています。グーグルのほうが後です。

ここが面白いと感じたところなのですが、グーグルはどうやら、言葉というものはどんどん新しくなっていくことが前提にあるように思われます。

個人的には、あえて曖昧さを残すアルゴリズムになっているような気がするのです。

一語一語で判断するのではなく、あくまでも全体で文脈を捉えようとする。
そんなアルゴリズムになっているのではないでしょうか?

さて、人工知能に関しては全くの素人なのですが、この曖昧さが実はとても大事なのではないかと考えています。

そして、この曖昧さというアルゴリズムは、グーグルの検索エンジンにも、そのまま設計思想が持ち込まれているようなきがするのです。

あくまでも全体的な構成を優先して、上位表示の判断を行っている気がします。

だから、SEO対策で過剰に一つだけ行ってもうまくいかない気がします。

急激に一つのことだけでSEO対策をとっても、全体として自然さを感じ取れないアルゴリズムになっているのではないでしょうか?

逆に言えば、少しくらい不自然なことをやってもあまり関係ないともいえます。
もちろん、不自然さを無視しそうですが、SEO対策としても役に立たないということです。

ほんの少し、グーグルの思想というものがかいま見えた気がしました。

もう何回か読み返して、気が向いたらまた記事を上げてみようと思います。

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