長かった交際期間を終えて、ようやく結婚することに。
二人の仕事の都合を考えると、どうやらお彼岸しか式をあげるタイミングがありません。
でも、お彼岸に結婚式をあげるってあまりイメージが良くないし、親に相談したら、あまりいい顔はしませんでした。
相手のご両親は、あまり気にしてない感じでしたが、はたしてお彼岸に式をあげてもよいのでしょうか??
そんな質問がありました。
なるほど、お彼岸に式とは考えたことはありませんでした。
実際、どうなのか???
回答を考えてみましょう。
お彼岸の結婚式は大安ならいい?
まず、お彼岸そのものの性質から考えると結婚式を挙げること自体はOKです。
そもそもお彼岸とは、春分と秋分を前後3日ずつ、それぞれの計7日間に仏様の供養をすると極楽浄土に行けるという考えがベースにあります。
これが現代では、ご先祖様を供養するという風習になり、お墓参りを行う期間となっています。
つまり、お彼岸の時期は別に縁起の悪い期間ではないので、結婚式を行うことを特別に気にする期間ではないというわけですね。
大勢の方が気にする、大安とか仏滅の結婚式などとはまったく意味が違うわけです。
というわけで、安心してください。式は挙げてもかまいません^^
ただし、問題は別の部分にあります。
あなたの家族では、お彼岸はどういう習慣がありますか??
家族でお墓参りをしませんでしたか?
ご親戚ではどうでしょうか?
ご近所の方はどうされていますか?
おそらく、一般的にはお墓参りをする風習があるのではないかと思います。
そうであれば、お彼岸に結婚式を挙げるのは式に呼ぶ人達に迷惑がかかりませんか?
そうやって考えると、お彼岸の本来の意味からは結婚式は挙げてもよいですが、招待する方たちの都合を考えると、挙げないほうがベターだと言えます。
まさしく、結婚は二人だけの問題ではないということですね。
そうはいっても、今回の質問は、どうしてもお彼岸しか都合がつかないというものでした。
なので思い切ってお彼岸に結婚式を挙げる場合で話を進めたいと思います。
お彼岸なら中日の結婚式がおすすめ?
お彼岸に結婚式を行うなら、海外で二人だけで済ませる方法があります。
これなら、誰にも文句を言われないでしょう。
でも、やはり一緒にお祝いしてもらいたい!
そんな場合はまず、できるだけ身内だけで済ませるほうが無難でしょう。
それなら、了解を取らなければならない人数が少なくてすみます。
次に考えるのは、お彼岸のどの日が一番迷惑がかかりにくいかです。
一番いいのは、全員に確認を取ってしまうことです。
これも、身内だけの少人数だからできるやり方ですね。
お彼岸の風習としては、お彼岸の最初の日(彼岸の入り・ひがんのいり)とお彼岸の最終日(彼岸明け・ひがんあけ)に、お墓にお参りをします。
なので、中日が無難なことが多いようです。
そんなことも考えながら質問してみましょう。
では、いろいろなお世話になった方たちを招待する場合はどうでしょうか?
これはもう、仕方がありません。
身内を優先した日にちを決定して、それから招待状を発送するしかありません。
ただし、招待状には一工夫必要だと思います。
と言うわけで、招待状について触れてみます。
お彼岸の結婚式の招待状はどうする?
招待状についてです。
必ず、お彼岸にしなければならない事情に触れるようにします。
どうしても他の日程が無理だったこと。
それでも皆さんにお祝いしてもらいたかったこと。
などなど、しっかりと事情を説明するようにします。
これを入れるか入れないかで、結婚式以降の皆さんのあなたを見る目が変わってきますので、気合を入れて文章を作るようにしてください。
そして、結婚式当日は来ていただいた方へ、改めて事情説明と、お彼岸にもかかわらず来ていただいたことの感謝を述べるようにしましょう。
このへんは社会人としての最低限のマナーになってきます。
必ず実行するようにしてください。
まとめ
結婚はやはり人生の大きな節目となります。
小さくてもいいので、やはり結婚式はしっかり挙げるべきだと言うのが私の考えです。
できればお彼岸は避けるに越したことはありませんが、やむを得ない事情をお持ちの場合には、思い切って結婚式を挙げてしまいましょう。
ただし、普通以上に感謝の気持ちは忘れないようにしたいものです。
最後までお読みいただきまして有難うございました。
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